お薦めジャズアルバムその1ジャッキーマクリーン
ジャズは何から聞いたらいいか分からないという方に僕なりにお勧めするコーナー(^^
このブログのタイトル通りメインの楽器はアルトサックスということで、まずは僕がいいなと思うものを挙げてみようと思います。
サックス吹きの視点でお届けしますので、聴くだけの方の意見とは違うかもですね。
たくさんアーチストはいるのですが第一弾はCharlie Parkerをすっ飛ばしてJackie Mcleanです。
テクニックは猛烈に上手いということではないのですが、独特のマクリーン節が病みつきになります。
コピーするとわかるのですが、似たようなフレーズが何回も出てきます。
やや上ずったように聴こえる音色は人によっては音程が悪いだの酷評する人もいますが、鼻から抜けたような明るめの音色で僕は好きですね。
ヘタウマなんて言われることもあるようですが、抜群のリズム感でカッコいいと僕は思います。
そしてマクリーンは時代とともに音楽のスタイルも変えていき、その中に確固たるアイデンティティーを貫いてるように思います。
というわけでジャッキーマクリーンの中でもジャズ聴き始めてまもない方にも聴きやすいアルバムをご紹介します。
Swing,Swang,Swingin'(1959年)
まず選曲が主にスタンダードでも有名曲が多いです。
とても軽快で聴きやすいです。
いずれ、そこそこサックス吹けるようになったらコピーに挑戦しても良いかなと思います。
そういう題材としてもいい作品だと思います。
I Love youとか
そして次は、
4,5&6(1956年)
よく3,4&5だったけ?と間違えてしまうアルバムタイトルなんですが、僕がサックス始めて割と早い時期に手にしたアルバムです。
いまだによく聴いていますね。
なんと言ってもコピーしがいのあるコンファメーションが収録されています。
一曲目のセンチメンタル・ジャーニーも超名演です。
ドナルドバード(Tp)、ハンク・モブレー(Ts)との3管ハードバップ曲もあり聞き応え抜群です。
そしてこれはリーダーアルバムではないですが、このジャケット見たことありますよね?
1958年、ピアニスト、ソニークラークのリーダーアルバムで抜群のハードバップが聴けます。
アート・ファーマー(Tp)との2管編成のクインテット。
タイトル曲のCool Struttin'はセッションでも必ずと言っていいほどやるF Bluesの曲です。
まったりとした重いリズムはなかなか日本人には最初は難しいんでしょうね。
二曲目のBlue Minorがまたカッコいい!
ライブで僕もよく演奏してます。
上の3枚はとりあえず持っていて(聴いて)間違いないアルバムだと思います。
一緒に鼻歌で歌えるほど聴いてます。
他のミュージシャンよりはコピーもしやすいというのもマクリーン押しの理由の一つかな(^^
時代としてはハードバップという2、3管編成でテーマをキメキメで演奏して元気にソロを展開するジャズの王道スタイル。
ざっくり1950年代半ばあたりから1960年代前半が主な時期かな。
ジャズ初心者の方はまずこの辺りの時代のハードバップスタイルを聴くのがジャズに入りやすいかと思います。
これからもボチボチでお勧めアルバム紹介していきますね!