アルトサックスで行こう(Take The "A" Saxophone)since2008

熊本でさすらいのアルトサックス吹きをやってます。脱素人を目指して頑張ってます!
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譜面の簡単な移調の仕方を教えます

僕がアルトサックスを初めて手にしてから、
最初の約1ヶ月くらい、気がつかなかったことがあります。


それはアルトサックスが移調楽器であるということです(笑)
ホントのホントです。

もともと楽器やる予定なんてなかったので、
はい自由に吹いていいよってサックスを渡された時は、
音が出ただけで感激でした。

ドと思って吹いた音は実音はミの♭なんですねぇ〜。
知った瞬間すごいめんどくさい楽器だとかなりショックを受けたものです。
ろくに譜面も読めませんでしたからね。
移調なんてそんなのないよぉ〜ですよ!

でも、そんなあなたに教えちゃおうかな。
ちょっと気合い入れて読んでください。
理論などはちょっとやっては挫折。
意味わからんしぃ〜
なぞとすぐに投出し、はや10年。
やっと少しずつ意味と重要性が理解できるようになってきたところです。

でもEb用の譜面があればいいんですが、
ない場合もありますよね。

そんなときゃ、あきらめるか自分で移調するしかありません。

ジャズならばリフはシンプルなので
この移調の方法を覚えてしまえば簡単に移調できます。
時間さえあれば長編モノでも大丈夫。

しっかりと身につけてくださいね。


あまり難しくならないように気をつけます。

譜面はすらすら読める必要ありません。


まず12のキーのメジャー、マイナーのスケール表を用意します。
暗記している人は必要ありません。
とにかくキーが○の時は♯が何個とか♭が何個とわかればオッケーです。
もちろんその♯がどこにつくかはわかってないといけません。


では移調作戦開始です。
今回の作戦ではピアノでのキーがCの曲を
アルトサックス用の譜面に書き換えてみます。


さて何から考えましょうか?
アルトサックスでピアノと同じ実音のC(ド)を吹くには、
何を吹けばいいでしょうかね?

答えはA(ラ)なんですけど、なんでわかったんでしょうか?


アルトサックスはEb楽器ですね。
これはC(ド)と思って吹いた音が実音のEb(ミb)になりますよってことです。
ピアノの譜面をその通りに吹いちゃうと
ちょっと高めのキーで吹いちゃう羽目になってしまいます。
結果ピアノの伴奏とかみ合いません。

ということは書いてある音より低い音を吹かないといけません。

じゃぁどれくらい低い音を吹けば実音と同じ音になるでしょう。
あたまに鍵盤を思い浮かべてください。

鍵盤のドの位置からミのbまでは半音で何個離れてるか数えてみてください。
ド#・レ・ミb
一・二・三個ですね。
音楽用語で言うと短3度といいます

半音三個分高い音を鳴らしているのが、
アルトサックスだということがわかりましたね!

わかりました?



とー言うことは、
移調するにはすべての音符やコードを
半音3個分ずつ下げて低く吹けば、
ピアノと一緒に吹いたときに
音がかみ合うというわけです。


はいはい、理屈はわかりましたかね?


問題はここからです。

結局キーも変わるので♯やbの数も結果として変わりますし、
細かく全部頭に鍵盤思い浮かべながらいち、にぃ、さんって、
数えて音符を書き込んでいくのは非常にナンセンスです。
テナーなどのBbならまだ簡単です。

僕は以前この方法でやっていて、
いつも途中で挫折するか、
出来たと思って吹いてみたらめちゃめちゃだった苦い記憶があります。




はい、では本来の作戦に戻ります。

さてピアノでのキーがC(ハ長調)の譜面をアルトサックスで移調するには、
まずアルトサックスではキーが何になるかを考えます。

これは結局先ほどの理論にそのまんま当てはまりますので、
半音3個下に音を下げていきますと、
シ、シb、ラ
ラですね!

つまりアルトサックスでのキーはA(イ長調)ということになります。

要はこれがわかりさえすればいいわけです。

さてさてキーがCの場合は#もbも何もないわけですが、
Aならなんかつきますか?

わからない人は最初に用意してもらうように言いました、
スケール表を見れば一目瞭然ですね。

A(イ長調)は#が3個です。
ファ・ド・ソにかかります。


じゃあ、まず譜面にト音記号と#を3つ書いてみましょう。


で、これからコードや譜面上の音符を移調していくわけですが、
どこか空いているスペースに
CメジャースケールとAメジャースケールを並べて書いてください。
スケール表を見ながらでも結構です。


(Cメジャースケール)ド  レ  ミ  ファ ソ  ラ   シ
(Aメジャースケール)ラ  シ  ド# レ  ミ  ファ# ソ#


上記のように上下に順番通り並べて書いてください。
曲がマイナーの場合はマイナースケールになります。

本当はアルファベットで書いた方がいいです。
コードも移調するわけですから。

これでほぼ移調は終わりです。

あとはただの作業です。
Cメジャースケールに対応するAメジャーの音を
上下で照らし合わせて書いていくだけです。


とりあえずコードを見ましょう。

Dm7-G7-CM7

となっていたらどうですか?
照らし合わせたら簡単でしょう?

Dつまりレにあたる音はシつまりBですね。
Gつまりソにあたる音はミつまりEですね。
Cつまりドにあたる音はラつまりAですね。

ですからアルトサックスでのコード進行は、
Bm7-E7-AM7

となります。
付随するm7とか7とかm7(b5)などは、
まったく同じものがつきます。
何も考えずに照らし合わせるだけで移調はできます。


音符もそうです。
数が多い分面倒ですが、
やってるうちに照らし合わせなくても覚えていきますので、
キチンと音符を書き込んでいきさえすれば、
あっさりと移調できます。



めでたし〜めでたし〜



と、いきたいところですが、
ちょっと落とし穴があるんですよね〜。

曲によっては部分的に雰囲気が変わる曲もあって、
みためには同じCメジャーの譜面上でも、
Cメジャースケール以外の音が使われていることも多いんです。
その場合コードもそのキーからはちょっとはずれたコードが
使われていることが多いんです。
ノンダイアトニックコードと言います。


まぁ詳しいことはわからなくてもいいんですが、
照らし合わせようと思っても、
照らし合わせる音が作った表にないことがあります。

先ほどからのピアノでCキーの曲に
C#dimってコードがあったらどうします?

照らし合わせようと思ってもCメジャースケールに
C#(ド#)はありませんよね。


へっへっへ〜。
でもご安心を。
ド#はドの半音上の音ですね。
それだけわかればオッケーです。

ドに対応する音はラですから、
ド#に対応する音はラの半音上つまりラ#です。

ですからC#dimってコードが出てきても慌てずに、
A#dimって書き込めば良いわけです。

遠回りして難しそうにしてしまってごめんなさい。


ですからEb用の譜面を作ろうと思ったら、
とにかく機械的にこの作業をやっていけば簡単に出来ます。

その曲のキーがわからなければ、
#や♭が何個ついているかを見れば、
スケール表見ればすぐわかります。

いずれは覚えてしまうのがいいんですけどね。
♭3個・・・はいっEbメジャー!
といった感じで。

ならばアルトサックスならばっ!
はいっ簡単っ!
Cメジャー!
といった感じ。


とにかくポイントはスケールの音を上下に並べて書くことです。
これだけでホントあとはただの作業です。
理論も理屈もなーんもいりません。

ぜひチャレンジしてみてくださいね!


そういいつつ先日購入したREALBOOK(ジャズスタンダード集)は
ぜーんぶ最初っからEbに移調されているヤツを買いましたけどね(^^);
初心者のための音楽理論 | permalink | comments(6) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

はじめまして、移調につまずいています。
アルトサックスを勉強しています。
バンド練習でキーボードとギターの人の譜面ではかみ合わず困っていました。
あ(・∀・)り(・∀・)が(・∀・)と(・∀・)う!ございます。
譜面を書き直す勉強中です!^^
中河原 美緒 | 2013/05/10 8:41 PM
中河原さん、はじめまして!
えらく前に書いた記事(4年くらい)ですが、お役に立てたのなら光栄です。
最近はC楽器用の譜面をみながら吹けるようにも練習中です。
つまりドって書いてあるのをラと頭で読みながら吹く感じです。もともとのアルトサックスのラをドと覚えている方もたくさんいらっしゃいますが、どっちがいいんでしょうね〜。ケースバイケースですかね。

ぼくはジャズ一本なので、コードも音符もみて移調できるように練習してます。

いろいろ裏技もあって♭3個分減らす(例えばキーがEbの譜面はbが3個ついてますが、それならb3個引いてゼロ、つまりアルトサックスではCメジャーを吹けばいいということです)。
そして五線譜の一番下の線を一番上に移動させるとアルトサックス用の譜面が完成します。
キーがFでb1個の場合はb3個引くということは記号ゼロを通り越して#2個つくという風に考えます。なのでアルトサックスではキーはDメジャーになるというわけです。

なので#やらbを書き直して五線譜を移動すると出来上がり〜。まぁ理論的に理解できるようになった方がいろいろ後からお得ですが、とりあえずはその方法で書き直すと楽ですよ(^^
マン | 2013/05/10 10:44 PM
やっと知りたかったことが書かれてるものに出会えました!
ありがとうございます♪
読むだけでは理解できないので、書かれていることをいちいち紙に書いて考えています。

説明が分かりやすいので私でも理解できそうなので、少しずつ読み進めていこうと思いますo(^-^)o
おがたまりこ | 2015/05/21 10:28 AM
おがたさん、ありがとうございます。
書いたことも忘れたくらいの古い記事ですが最初はこういった感じでやっていていいのかなと思います。
慣れてくればC譜を見ても瞬間移調が頭で出来るようになってきます。
全体のキーを大きく移調するときは未だに僕もこの方法を活用してます。
お役に立ててうれしいです(^^
マン | 2015/05/23 5:59 PM
分かり易い説明ありがとうございます。
最近、こちらのブログを発見しいろいろ参考にさせていただいております。
移調に関して、「要は半音をいくつかずらせばいいことだよな」とこれまで何となく自分なりに解釈していましたが、理論書などを読むとどれも難しく書いてあり、自分の理解に100%の確信が持てませんでした。ですがこちらの記事に出会ったおかげでスッキリしました。
自分も音楽素人からアルトサックスをはじめ3年、理論も少しづつかじりながら続けている本物の猝椹悗暫α膿諭蹐任后
因みに、サブタイトルの「脱素人…」ですが、ライブをこなし、研究会を主宰する方はもはや「素人」ではないですよね。真正素人としてはへこむし、納得出来かねますが…(笑)

これからもご活躍、期待しております。

shinsorakei | 2016/07/24 4:33 PM
shinsorakeiさん、ありがとうございます!
このブログを始めたのが7年半くらい前なのですがその時に掲げたサブタイトルです。
目指した結果として現在の状態になったのかなーと思います。
ただスタンスはあくまでアマチュアということで(^^
まだまだ全然足りないところだらけなので初心忘るべからずということで頑張ります!

この記事を書いたのもずいぶん昔なので恥ずかしい(苦笑)
マン | 2016/07/24 6:08 PM
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