アルトサックスで行こう(Take The "A" Saxophone)

熊本でさすらいのアルトサックス吹きをやってます。脱素人を目指して頑張ってます!
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初心者のための音楽理論11 - なんのための音楽理論?

娘の昔の譜面
10回まで進めてきた理論講座ですが、
今回は締めくくりとしてコラムを書いてみます。


題して「なんのための音楽理論?」


つまりなんでジャズでアドリブをするためには
音楽理論の勉強が必要なのか?
という話です。

結局理論は勉強した方がいいのか、しなくていいのか?


アドリブ=即興演奏

わからない人が聞くと単純に自由に好き勝手に
吹きまくることと思ってしまうかもしれません。
しかしご存知の通り、そこにはキチンと決まり事があります。
実際にテキトーに吹くのであれば、
伴奏もテキトーですから、
テーマも何もあったもんじゃないですね。
テキトーな曲になってしまいます。


枯れ葉をします、といって
テーマは枯れ葉を吹いても、
アドリブは別にA列車だろうがサマータイムだろうがいいでしょうか?


やっぱりある法則に従わないと
枯れ葉ではなくなってしまうわけです。


もともとのアドリブはその曲を自分風にアレンジして
カッコつけて吹いてみたりしたのが始まりで、
それがだんだんテーマから発展して、
自由な表現になっていったんですね。


なので後ろで流れてるハーモニー(伴奏)は
枯れ葉であれば何周しようが枯れ葉なんですね。
当たり前ですけど(笑)


つまり枯れ葉の伴奏に基づいてアドリブをしていくわけです。
じゃぁ枯れ葉の伴奏に基づいてとは・・・?、
結局これが枯れ葉のコード進行になるわけです。


ですからそのコード進行の響きの上で
自由にパラパラ吹くということがアドリブなんです。



耳に聞こえてきた伴奏に合わせて
自分の気の赴くまま自由に吹く。

けっして悪いことではありませんし、
つい最近まで僕のアドリブはほとんどこれです。
でも、このやり方で1コーラス一回も合わない音を出さずに
コード感のあるアドリブができたことはおそらくないです。
ぜったい音をどこか外します。
吹き慣れてない曲では何吹いてるかわからなくなります。


それはなんでかというとやっぱり
コードというものを無視してきたから。
だと思います。


何度も理論に挑戦するんですが、
ちょこっと専門用語が出てきてめんどくさくなると、
すぐに挫折。
単音楽器である管楽器プレイヤーは和音(コード)を
ジャジャーンとは奏でられないので余計コードに無関心になりがちです。


結局知らんでもなんとかなるだろうとダラダラとやってたら、
いつまで経ってもうまくなれなかったんです。


ではコードを知るとどうなるでしょう?
いいアドリブが出来るようになりますかね〜?

いえいえ、やっぱりそれだけでもダメなんですよね。
結局いいフレーズが出て来なければやっぱりヘタクソには変わりない。



でもですね。
コードとその構成音を知ることで、
その瞬間の伴奏の響きによく合う音がわかっていて吹くのと、
知らずに吹くのでは吹く音一音一音に対する自信が違ってきますよね。

確信を持って堂々と鳴らした音と、
闇雲に吹いたらたまたま合っていたという音では、
まったく聴こえかたが違うと思います。


つまり音楽理論を知ることは
アドリブの道しるべを学ぶことなんですね。
コード進行に基づいてやってなければ、
それはジャズのアドリブとしては説得力が弱いんです。
ジャズなんてテキトーな音楽だと言われてしまいます。



ですが、
今の僕がまさにそうなんですが、
理論をやり始めるとそこを意識しすぎて、
なんだかフレーズがワンパターンになったり、
音楽的につまらなくなったりするような気がします。


なかなか難しい。


でもコードを知って、さらにその役割を知って、
その曲の中でそこの部分のコード進行がどんな響きを担っているのかを
理解すると断然曲の理解度が変わりますし、
コード譜さえあればアドリブ出来るようになると、
きっと楽しくてしょうがないでしょうね〜。


だから思うんです。
アドリブも自分の感性で自由にやりたい。
でもそれをやるためにはまず基本を知ってからだろうと。
基礎ができた上で発展させていく、あるいはぶっ壊していくのと、
最初からぶっ壊れているのでは意味が違うと思うんです。



最近自分のアドリブがつまらないなぁと思ったりします。
でもこれでいいんですよ。
すこしずつでもコード進行を意識してスケールを意識して、
やってるうちにコードトーンやテンションが身に付いてくれば、
いずれもっと自由に表現できるようになるかな〜と。


難しいジャズもありかもしれませんが、
僕はジャズをもっと一般的に多くの人たちに楽しんでもらえるように
なってもらいたいと思っています。


ジャズってなんだか難しくてよくわからない・・・。
多くの人にそう思われてるんじゃないかな。

だから、わかりやすいジャズの存在って大事だと思う。
でも、わかりやすいジャズをやろうと思ったら、
結局演奏やる側はしっかりと理論などの基礎ができてないと、
わかりやすくやれないですよね。


調性のはっきりしたわかりやすいアドリブをするなら、
やっぱりコードに基づいた音を使っていかないといけないからです。
あるいはオルタードスケールなどのいかにもジャズっぽいと思わせる
音使いを知っていないとかっこよくできないからです。




なので僕は音楽理論をそれなりにでも勉強しようと思いました。
ある意味このブログに講座を書くことは自分の勉強でもあります。
決してバリバリ音楽理論を理解している人間ではありませんよ〜。



理屈こねてジャズを高尚な音楽にするつもりはまったくありません。
聴いてもらう人々に素敵な音楽だったと思ってもらえたらいいですね。
意味わからん・・・なんて言われるよりも。
いつかジャズがBGMから聴く音楽に舞い戻る日がくるといいね〜。


別に僕は音楽でご飯を食べているわけでもないのに、
なんでここまで思っちゃうんだろうと思いますが、
単純に音楽、そしてジャズがすきだからなんだろうな〜。



で僕が理解できるまでに今まで壁にぶち当たってきたことを
思い返してみると

いきなりコードに対するスケールを
理論書みたいなもので見てしまったからじゃないかな〜。


やみくもにスケールだけわかっても、
上手に使えるわけではなく、
なんだか勉強してもよくわからん・・・となっていました。


それは結局コード自体の持つ意味、役割など、
さらには音、音階の仕組みなども理解していないで、
いきなりコードに行っちゃったからなんだと思います。



社会人になってから初めて音楽を始めたわけですから、
そういった基礎知識なんかもまったくなかったし、
それこそ楽譜もろくに読めませんでしたから。


なので多少話がごちゃごちゃな音階などの基礎から
この音楽理論講座は始まっています。



この記事はいいとして理論講座の10までを
頑張って理解してみてください。
言葉が足りないぶんは質問していただいてもいいですし、
改めて理論書などを読んでいただくと、
少しは意味がわかるようになってるかもしれません。
あとは慣れです。


僕もまだまだ理解の途中ですが、
皆さんと一緒に学んでいきたいと思います。


来年はちょっと踏み込んでスケールの話なども
していきたいと思っています。



アルトサックスで行こう!を始めて1年1ヶ月。
おかげさまで月のアクセスは15,000を超えました。
みなさんに読んでもらえるから頑張れると思ってますので、
今後もどうぞよろしくお願いします。
初心者のための音楽理論 | permalink | comments(9) | -

この記事に対するコメント

マンさん、こんにちは。
アドリブとコード感。
実践する難しさを感じています。

ようやく、コードトーンが解り、
そつのないアドリブは出ても
コード感やJAZZのフィーリングが出ません。

早い話が超〜テキトーフレーズの塊ばかり。
スケールの勉強もしなくちゃ。
hubtones | 2009/12/29 7:24 PM
いつも読んで勉強というか励みにさせてもらってます。いつかは 少しでも わかるようになるとしんじて!!!
いろいろ書いてくださって ありがとうございます。
いつかは マンさんとコード談義ができるようになりたいです。
良い お年をお迎えください。
来年も良い 御年になりますように !!!
あきはーど | 2009/12/31 10:17 AM
マンさん、
明けまして、おめでとうございマス。
随分ご無沙汰していましたか、何とか活動再開しました〜

昨年より、マンさんのプログ拝見をさせていただいて、色々と参考にさせていただいています。

コードやアドリブに関してても、ご自分で試行錯誤しながら回答を導き出していかれる点は感心します。
究極はその場で、即興でまるまる一曲作れるようになればいいなぁと思っていますが(即興詩人のように)
また、全てのコードで即座に指が回るような練習も課題ですし、色々やることは多いのですが…でも、プロの方の一番時間を割いていることといったら実は、リードの選定と調整だったりしますので、むしろこの点が一番大事なことかもしれません(笑)

今年は、お互い良い年であるといいですね!
また、宜しくお願いします。
雨月 | 2010/01/02 11:33 PM
明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。
以前誓ったコードのお勉強・・・
全然進んでません^^;
今日は暇なので、これからマンさんのブログのバックナンバーをしっかり読ませていただきます!
おーちゃん | 2010/01/03 8:02 AM
みなさん、あけましておめでとうございます!
お返事遅くなりました。
29日から3日の夜までずーっと留守にしておりました。元旦までは沖縄でした〜。

今年も頑張ります!
皆さんも一緒に頑張りましょう〜!
いい年になりますように!
マン | 2010/01/04 12:28 AM
Asを習い始まって9年目。アドリブを勉強し始まったがプエの先生の話が難しくて分からない。毎日何を練習していけばアドリブが吹ける様になるのか教えて頂けれ有難い。極く簡単なアドリブが吹ければ十分です。75才
西村 博司 | 2011/09/06 12:13 PM
西村様、はじめまして!
音楽への情熱はいくつになっても変わりませんよね。尊敬いたします!


アドリブはなかなか一朝一夕で習得できるものではないのですが、アドリブに繋がるための日常の基礎練習としてはやっぱりスケール練習とアルペジオ(分散和音)だと思います。

いずれにせよ今自分が吹いているスケールやアルペジオはどのコードに対するものかを意識しながら行います。
単純に機械的な運指の練習に終わらない事が大事だと思います。


もっと一気にいくのであれば、例えばご自身がアドリブしてみたい曲のコード進行を用意します。コードの構成音がわからないのであれば、とりあえず何かの教本でしらべて譜面のコードネームのところにド,ミ,ソ,シbなどと書き込みます。


理論は必要ないです。
ひたすらコードの構成音をすべて書き込みます。
全部書き込みましたら、ゆっくりでかまわないので、曲の頭から順に何回も繰り返し、その書き込んだ音を順に吹いていきます。
慣れてきたらド,ミ,ソ,シbをミから始めてみたりします。


これをやっているとその曲の持っているハーモニーの流れが感覚的に掴めるようになると思います。


あとはリズムがジャズでは重要になってくるので、2拍目、4拍目にタンギングを入れてウーダウーダとスイングしながら、いろんなフレーズをイメージしながら、アドリブしてみてください。

きっとコードの構成音だけでは物足りなくなると思いますが、それだけでも充分に「らしい」アドリブが出来ると思います。2分音符でも4分音符でも充分です。3連符がちょっと入るとこれまたジャズっぽくなります。


この方法が難しいのであれば、比較的初心者向けのジャズのエチュードをそのままコピーするのが一番早いと思います。ただしこの場合はアドリブとは言えないので、アドリブフレーズの具体例の練習と思ってされると良いかと思います。


伴奏がないとコード感がわからないのでぜひ何かしらジャズ用のカラオケなどが用意できると良いかと思います。あとはそれに乗せてとにかく音を出してみる事です。そのうちなにかコツが掴めるようになってくるのではと思います。


理論は後付けでも良いかと思いますよ。


ぜひ楽しみながら挑戦してみられてください。
マン | 2011/09/07 12:13 AM
こんなにご親切な説明を頂き、これはもっと真剣にやらないかんと思いました。

やっぱりスケール練習とアルペジオ(分散和音)ですか。これが単純な練習のため続かないのですが、『単純に機械的な運指の練習に終わらない事が大事だと思います。』は意識したことがなかったので一寸気合を入れて根気よくやってみることにします。これだけでもかなり時間がかかると覚悟してますので、それから先は次のご指導を仰ぐことにします。有難うございました。
西村 博司 | 2011/09/19 2:39 PM
どういたしまして!
アルペジオをされるときは対応するコード
(ドミソシならC,ドミ♭、ソ、シ♭ならCmなど)
を意識してみてください。

あとで曲をコードで見る時にいちいち考えなくてもスラスラ出てくるためには日頃の練習のうちに暗記してしまうのが手っ取り早いと思うからです。

あと速く吹く事よりも一つ一つの音色を大事にされるといいかと思います。

すべての事は自分にも言い聞かせるつもりで書いてます。またわからない事がありましたらご遠慮なく質問ください(^^
マン | 2011/09/19 8:23 PM
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