アルトサックスで行こう(Take The "A" Saxophone)since2008

熊本でさすらいのアルトサックス吹きをやってます。脱素人を目指して頑張ってます!
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ドナ・リーのコード進行を眺めてみました

夏の訪れ
写真は先日うちのチビと散歩した際にみつけたセミです。
熊本は灼熱地獄です〜。


さて最近ハマってなんとかモノにしようとしてる曲が
ドナ・リー(Donna Lee)です。
チャーリー・パーカーの曲です。

はっきりいって難かしいです。
まずテンポが速い!
200〜250くらい行ってるのもありそうなくらい。

この中でノリと発音まで気にしないといけないので大変。
でもセッションでこれが出来ればちょっと気持ち良さそうです。

テーマがカッコいいだけに
アドリブにギャップが出来やすいのは
コンファメーションと同じかな。
で、コード進行をのぞいてみました。
ここからの話はアルトサックスのキーでの話となります。

まず構成ですが、大きく分けるとA,Bですか。
でもA,Bも最初の4小節は同じ。
その後が展開が異なって行きます。
雰囲気は近いですが、コードはけっこう違います。


まずはAメロ冒頭4小節。

| FM7 | D7 | G7 | G7 |

ここはBメロも共通。
テーマのメロディーもギリギリまで共通。

キーはFメジャー(inEb)です。

なので最初はいいんですが、
いきなり2小節目からノンダイアトニックコードとなります。
Fメジャースケール以外の音が入りますね。

D7:レファ♯ラド
G7:ソレファ
赤がFメジャーにない音です。

このコード進行の意味は僕にはわかりません。
こう進むとしか説明できません。
とほほ〜。


続きまして5〜8小節。

| Gm7 | C7 | FM7 | Cm7 B7 |

ここはとりあえずやったーポイント。
Gm7-C7-FはFメジャーのツーファイブ進行ですね。

そして8小節目はパッと見ツーファイブっぽいですけど違います。
この次の9小節目がBbM7なのですが、
ヨクワカランけどルートが半音ずつ下降してる?
C-B-Bb

そういう解釈でいいのかな〜。
とりあえず
Cm7:ドミ♭ソシ
B7:シレ♯ファ♯
BbM7:シ♭レファラ


ちょこちょこノンダイアトニックコードが出てきますね。
赤いのがそうです。

続いて9〜16小節。
| BbM7 | Bbm7 Eb7 | FM7 | D7(b9) |
| G7 | G7 |Gm7 | C7 |

10小節目はさりげにAbメジャーのツーファイブ進行。
油断もスキもありませんね〜。
Bbm7:シ♭レ♭ファラ♭
Eb7:ミ♭ソシ♭レ♭

ここAbメジャースケールをスラスラいけるよう、
とりあえず復習ですね。

で、FM7に戻った後のD7(b9):レファ♯ラド+ミ♭(b9)
ここもこのコードの役割はよーわからんです。


そしてG7に進みます。
D-GでCメジャーのツーファイブの変形みたいなもんかな〜とも
思いましたが、よくわからないので事実として受け止めます(笑)

その後はまた安心のFメジャーのツーファイブに進んで
Bメロの冒頭FM7へと解決します〜パフパフ〜。




続きましてBメロは5小節目からがAメロと異なります。
曲で言うところの21〜28小節目まで。

| Em7b5 | A7(b9) | Dm7 | A7 |
|Dm7 | Em7b5 A7 | Dm | G7 G#dim7 |

ここはがらっと雰囲気変わります。
Em7b5 - A7(b9)はDマイナーのツーファイブですね。
24小節目のA7もDマイナーのドミナントセブンスと考えられますし、
その後またDm7と来てまたDマイナーのツーファイブ。
そしてDmへと進みます。


つまりここまでの区間は
Dマイナーに移調してるんですね。
だっから雰囲気が変わるんだ〜。


最後のG7 G#dim7は構成音をよく見てみるとわかります。
G7:ソシレファ
G#dim7:ソ♯シレファ

構成音はルート以外一緒です。
なのでよくG7のところをG#dim7に入れ替えたりされます。
僕はとっさにそんな芸当できませんけど。
慣れでしょうね〜。

セブンスを半音上のディミニッシュコードで吹くといいよって
理論書などに書いてありましたら、このことです。


ちなみにテーマのメロディーは最初から
G#dim7の構成音そのまんまから始まりますね。


うぉーっし!
ラスト4小節!

| Am7 D7 | Gm7 C7 | FM7 |Gm7 C7 |

ここはスリーシックス・ツーファイブと呼ばれる進行です。
スリーシックスは実際はシックスがノンダイアトニックコードなので、
Fメジャーで吹き通すと決まりが悪いようです。

Am7:ラドミソ
D7:レファ♯ラド

ここのD7は工夫するとすごくジャジーになりますので、
テーマのメロディーにも使われているDのb9の音、
つまりミ♭とかを効果的にフレーズに入れていくと
いいかもですね。


そしてFメジャーへと解決して頭に戻るわけです。



フームフムフム。


あとはコレを体に仕込んで覚えさせて、
巨匠のフレーズをいっぱいパクって、
流れを掴んで行けばなんとかなるかな〜。


まぁこれくらいコードを見てから
テーマのメロディーを読むと随分ヒントが隠されてるというか、
いや別に隠されてはないけど、理解しやすくなりますね。
かなり経過音も多いですけど、
アドリブにも持って来れそうな音がちりばめられてます。
フレーズにするのがしんどいんですけどね。

その前にまずテーマをキチンと吹けるようにならなくちゃですね。


頑張るぞぉ!
ジャズ曲コード進行理論勉強 | permalink | comments(6) | -

この記事に対するコメント

なるほどね〜
なかなか全部は理解できませんけど・・・
たまに曲をアナライズしてみるんですが
どうしても説明の付かないコードが出てきたりすると、訳が分からなくなってきて辞めてしまう(w
いつになったら理解出来るんやろか・・・
ただ、コードって後付けなんですよね?
なら分からないままでも良いのかな?とか思ってしまいます。。。
ヴァーブ | 2010/07/23 9:27 PM
最初はわかんなくてもいいですけど、分からないままは壁にいつかぶち当たります。理論的な分析はできなくてもコードトーンとツーファイブ進行はわかるようになったほうが後々楽です。アドリブのガイドラインですから。まだ僕も全然体に馴染んでませんけどね〜。


出していく音に対して自信が持てます。
僕はまだですけど(なんども強調・・・)


行き当たりばったりアドリブで10年やって気がつきました。このままではアドリブはゼッタイうまくならないって。

大変ですけど、続けてたらいつの間にかわかるようになってるもんですよ。頑張ってくださいね〜。


分からん時はそこはそのコード進行を現実として受け止めればいいですよ。こんな風になってるからこんななのだ〜と。なんでかはワカランけどぉ。
マン | 2010/07/24 12:48 AM
亀レスです!(^^)
気付いた事を羅列させて下さい。外しているかもしれないのでハナシ半分でお願いします!

まず最初の| FM7 | D7 | G7 | G7 |は単純に考えれば I - VI - II ですね。
それ自体は自然なコード進行ですが、D7とG7はもちろんダイアトニックコードではありません。
G7はFのドミナントのドミナント(5度上のさらに5度上)でドッペルドミナントです。
で、D7はさらにその5度上です。
非常に活発なコード進行と言って良いと思います。
ドッペルドミナントは3を半音下げて通常のII - V に進行する事がジャズでは多いですね。

次の | Gm7 | C7 | FM7 | Cm7 B7 | ですが、 | Cm7 B7 |は次のB♭に行く為の一時的なドミナント(ツーファイブ)と考えて良いと思います。B7はF7の代用和音ですね。
この小節自体をF7に置き換えても良いと思います。

そして| BbM7 | Bbm7 Eb7 | FM7 | D7(b9) | ですが、
2小節目はFM7にたいするサブドミナントマイナーと考えた方が良いのではないでしょうか?
前半がドミナントモーションを多くして、次にサブドミナント→サブドミナントマイナー→トニックと進行して雰囲気を変える、というコード進行はちょくちょく見かけます。But Not For Me なんかもそうですね!

全くの私感なので参考程度にお願いします!(^^;
ビオラブーケ | 2010/10/02 5:28 PM
さすがビオラブーケさん!
僕はまだまだ前途多難です・・・。

ドッペルドミナントってエクステンデッドドミナントと同義語ですか?セカンダリードミナントにドミナント進行するコード。僕はまだコード進行のパターンをよく分類して理解できてないので、すぐ混乱します。I-VI-II覚えときます!

> B7はF7の代用和音ですね。

言われてみればそうやーん。
いわゆる裏コードですね。
トライトーン兄弟。


いやはや勉強不足です。
ちょうど自分の無知さに凹んでるところで、理論書をぼけーっと読んでたところでした(笑)
マン | 2010/10/02 11:44 PM
エクステンデッドドミナントコードという言葉を初めて聞いたので、調べてみました。

「エクステンデッドドミナントコードとは、他のドミナントコードに解決するダイアトニックでないセブンスコードである。一連のエクステンデッドドミナントコードは完全5度下がり続けトニックコードに解決する。」

という説明がWikipediaに載っていました。
ドッペルドミナントはエクステッドドミナントの一部、と言う事になりますね。
冒頭のD7, G7はすべてエクステンデッドドミナントコードということだと思います。

勉強になりました! ありがとうございます。\(^O^)/
ビオラブーケ | 2010/10/03 9:36 AM
こちらこそドッペルドミナントについて
初めて知りました!
ありがとうございました〜!

つくづく理論て大切だな〜としみじみ思いまする。
マン | 2010/10/03 5:00 PM
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