アルトサックスで行こう(Take The "A" Saxophone)since2008

熊本でさすらいのアルトサックス吹きをやってます。脱素人を目指して頑張ってます!
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Love For Saleを分析〜っ

まだまだ夏以上に暑いですが、
勉学の秋です!

サックス吹けない時は座学でジャズ脳を鍛えましょう!


Love For Saleはマイルス・デイビスとかもやっているので
有名かと思いますがいかがでしょうか。
ちょっとラテンテイストのビートと4ビートが
交互に来ます。
でもチュニジアの夜みたいに難しくはないです。

タイトルは売る愛。
売春婦の話です。
歌詞の内容は一見・・・ですが、きっと深い意味があるのでしょう。
例によってアルトサックスのキーで話を進めますので、
キーはGmです♭2個(シとミ)です。
ピアノ等ではBbm、テナーではCmです。


Love For Sale
構成はAABAなんですが、
全部で64小節もあります。
長いです。

AはAだけで曲になりそう。
BもBだけで。



まずは陽気なラテンムード、Aメロから。

|: CM7 | CM7 | Gm7 | Gm7 |
| CM7 | CM7 | Gm7 | Gm7 |
| Cm7 | F7 | BbM7 | Eb7 |
| Am7(b5) | D7b13 | Gm6 | Gm6 :|


これを2回繰り返します。
ラーッフォーセーって唄うところですね。

CM7はCメジャーなのでいきなりノンダイアトニックコードですね。
いわゆるドレミ・・・です。
で、Gm7はソシ♭レファでGマイナーですね。
この曲のキーです。


*マイナーキーではGmとGm7は同様にみます。
(セブンスの音もマイナースケールの音だからです)

*メジャーキーだとCとC7は区別しますけどね。
(メジャーセブンスの音とセブンスの音が違うからです)

つまりここはCメジャーとGマイナースケールが
交互に繰り返されるところと考えるといいのかなー。


その次| Cm7 | F7 | BbM7 |はBbメジャーのツーファイブですね。
Cm7:ドミ♭ソシ
F7:ファラドミ♭
BbM7:シ♭レファラ
これは実はGマイナーの裏側ですね。
同じ♭2個(シとミ)ですね。


次はEb7:ミ♭ソシ♭レ♭
レ♭(ド♯と同じ音ですが)がありますね。

| Am7(b5) | D7b13 | Gm6 |
ここはこの曲のキーGマイナーのツーファイブですね。
D7b13のb13はテンションなのですが、
シの♭なのでGマイナースケール上の音です。

Am7(b5):ラドミ♭ソ
D7b13:レファ♯ラドシ♭

ここでD7にファ♯が出てきますけど、
これはGマイナースケールを
ハーモニックマイナーで吹きますと、
ファが♯するんですね。
ですからここはGハーモニックマイナースケールで吹くと
いいことがありそうです(笑)。



続いてBメロ行きます。

| Cm7 | F7 | BbM7 | G7 |
| Cm7 | F7 | BbM7 | BbM7 |
| G7 |Ab7 - G7 | Cm6 | Cm6 |
| Em7(b5) - A7 | Em7(b5) - A7 | Ebm7 - Ab7 | Dm7(b5) - G7 |


最初| Cm7 | F7 | BbM7 |は先ほども出てきたBbメジャーのツーファイブ。
G7はなんでしょね。
次のCマイナーのドミナントセブンスと考えたらいいのかな?
G7:ソシレファ
シが異なりますけどね。

その後も| G7 |Ab7 - G7 |とG7に続くのですが、
この瞬間的に出てくるAb7はよくわかりません。
メロディーの都合?
Ab7:ラ♭ドミ♭ソ♭

そしてCm6でCマイナーに転調。
Cm6ドミ♭ソラ


最後の4小節はツーファイブのオンパレードですね。
Em7(b5) - A7はDマイナーのツーファイブ。
Ebm7 - Ab7はC#マイナーのツーファイブ。
Dm7(b5) - G7はCマイナーのツーファイブ。
いかにも日頃のスケール練習が響きそうなところですね〜。
On Green Dolphin Streetにもこんな箇所がありましたね。

ちなみに最後のCマイナーのツーファイブはAメロに戻って
CM7に解決していますのでご注意を〜。



ふーやっぱりコードを理解してから
アドリブをしないとデタラメになりやすいというのが
お勉強するとよーくわかりますね。

この曲をGマイナースケール一本で吹き通すのは
ちょっと無理がありそうですもんね。



演奏技術の向上。
音楽的知識の向上。
あー忙しい。
でも楽しいね。
ジャズ曲コード進行理論勉強 | permalink | comments(4) | -

この記事に対するコメント

冒頭の
C7 Gm7
のリフレインは独特の響きがしますね!
ギターでC7 Gm7 C7 Gm7と弾くと聞いた事のないような不思議な響きです。

ここはkey F のV - II - V - II と考えると良いみたいです。
スケールで言うとCミクソリディアン、Gドリアンでしょうか。

それに対して中間部は普通のII - V - I ですね。
オーソドックスなコード進行のようです。

やはりこの曲はAメロの"Love for Sale .... を絶唱するのが特徴でしょうか?
長い割にはやりやすいような気がします。

一度発表会で吹いた事がありますが1コーラスしかアドリブできません…(><)

ビオラブーケ | 2010/09/07 9:23 PM
V-II-V-IIなんてのもありなんですね。
Fメジャーで考えてよいわけですね。
わかりやすい!
確かにここは浮遊感とはちょっと違いますけど、不思議な響きがしますよね。ここが一番の特徴なんでしょうね。

今のところまだキチンと練習もしたことなかったんです。
理論がスッキリしましたので、これから頑張ります。

ビオラブーケさんのおかげでこの記事がレベルアップしました。まだまだ僕はなんちゃって理論なので、これからも助け舟よろしくお願いします(^^
マン | 2010/09/08 1:43 PM
新居の生活はいかがですか?
明日演奏します、時間あったらお願いします

9月10日(金) Vocal Jazz Night Live@cafe寿限無 第十夜
更絵(vocal)  奥村和彦(piano) DUO
19:30 open / 20:00 start price,000
宇城市不知火町 柏原526-1
0964-33-2905
奥村和彦 | 2010/09/09 10:11 AM
奥村さん、ほんと申し訳ないです。
演奏聴きに行く予定でしたが、なんかいろいろありまして結局いけませんでした。また機会を見つけて遊びに行きます!
マン | 2010/09/11 9:17 AM
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