アルトサックスで行こう(Take The "A" Saxophone)since2008

熊本でさすらいのアルトサックス吹きをやってます。脱素人を目指して頑張ってます!
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楽器でジャズをやってみたいけどよくわからないというあなたへ

今回はタイトル通りとりあえずジャズやるということについて書いてみます。

とりあえずジャズやってみたいという人は多いですが、
イメージだけでジャズをやってみたいと思っている人が多いのも事実です。
なのでジャズっていったいどんなことすればいいの?的な感じで書いてみたいと思います。
僕がたどってきた軌跡のような感じもしますけど・・(^^;

ジャズやってみたいけど、あるいはかじったけど、
どうもよくわからないという方に参考になるかならないか・・・


僕が初心者の頃そうだった様に(まぁ今も初心者か^^?)
最初は何がスタンダードなのかもよくわかりませんでした。

曲集を開いても、今の自分ならド・スタンダードな曲でも当時はまぁほぼ知らない曲なんですね。
多少ジャズをかじった人が楽器を始めたのなら多少は知ってる曲もあるでしょうけど、
楽器をやってて途中からジャズに興味を持った人とかはですね。
知らない曲ばっかり。

たとえば枯れ葉というジャズでは超メジャー級の(曲はマイナー調ですが)スタンダードがあります。
Autumn Leaves(邦題:枯れ葉)
もともとシャンソンの曲なのですが、マイルス・デイビスが取り上げて以来、
ジャズではすっかり有名な曲になりました。
で、よくジャズは枯れ葉に始まり枯れ葉に終わると言われます。


まず枯れ葉をやったらいいよと誰かに言われる。
最初は理論なんてわかんない状態で感覚でやる。
少しずつ音の命中率は上がってくる。
この辺にこの音を使うといいような気がするという音に気がつく。
そこからジャズの理論という知識が少しずつ加わる。
構造が非常にシンプルなコード進行の曲だとわかる。
コードに合わせてフレーズを吹けるようになる。
・・・
でもジャズを知れば知るほどシンプル故に奥深いことがわかります。



 
ジャズをやるというのはちょっと吹奏楽やクラシックとは違っています。
クラシックは譜面を作曲者の意図にそって忠実に再現する非常に高い技術と表現力が必要ですし、
吹奏楽は周りと協調するように音色や音程をバッチリ揃えなければいけません。

ジャズはまず譜面通りにやらないことが多い。
その曲自体も自分自身の好きな様に歌い回しして吹きます。
それがかっこいいか、かっこわるいかは別として。
そしてアドリブという一定のセオリーの上でジャズのフレーズを自由に歌っていく、
という行為が必要になります。

やろうと思ってすぐにできることではないですが、
とりあえずなんか簡単にでもアドリブができればやれたとも言えます。


けっこう取り違えられてしまうところかなと最近思うのですが、
以前の僕もそうだったようにエチュード的にアドリブ例などが譜面に記されたものを、
付属のカラオケCDに合わせて演奏する。

これは本当はジャズとは言いません。


自分が積み重ねで体に覚えさせてきたたくさんのジャズフレーズを
理論や知識、そして一緒に演奏するプレイヤーとの雰囲気を元に、
ひっぱり出してきてサウンドさせていくのが本当のアドリブかなと思います。
すんませんエラそうに。


即興演奏という言葉がありますが、
あくまで題材となる曲があって、その上で他のプレイヤーと対話していきながら
自分が知っているフレーズで曲を組み立てていくという観点からすると
ジャズのアドリブは即興演奏とはちょっと違うのかもしれません。

なのでまずジャズをやるという行為とは
自分の音を出すという行為なのかなと思います。

1コーラス1音だけを好きなだけ吹きまくってもアドリブですし、
超ハイテクな理論と技術で埋め尽くすのもアドリブです。


ですが、最初からやれと言われもそりゃやっぱり尻込みしますよね。
なのでまずジャズの雰囲気や非常に重要になるリズム、
アーティキュレーションを身につける入り口として、
先ほどジャズじゃないと否定してしまっちゃったのですが、
エチュード的教本から入るのは決して間違いではありません。


ただ目の前の音符を追いかけることに集中してしまいがちで、
模範演奏もちゃんと聴かず、
ぜーんぶノータンギングで吹いてしまったりしてる人が多いような気もします。
それは僕もそうでした(苦笑)


真似しないといけないのは音符よりも
どこでタンギングしているのかとか、
どこを強く、どこを弱く、
などのアーティキューレーションなんですね。
ひとつひとつのフレーズをどう歌うかを理解することが大事です。


それとコードの理論もだいたい無視されることがほとんどです。
それも僕も同じでした。


ジャズに限らず多くの現代音楽は音楽的なセオリーに基づいて
コード進行の上にメロディーが乗っかっています。


ジャズは自分のソロパートに限らず、演奏している間は、
つねにコード進行をたよりにアドリブしていることになります。
ソロでもデュオでもトリオでも。
その中でひとつの曲のサウンドをその場で作り上げていきます。


つまりいずれジャズで自由にアドリブしながら演奏できるようになるためには、
理論を無視することはできないんです。

なので知れば知るほど難しく感じるわけですが、
たとえつたない音であっても自分の気持ちを音に乗せて自由に吹くことから始めれば、
そう難しいことではありません。


ただほとんどの初心者は理論は無視します。
僕も10年くらい無視し続けました(笑)
感覚だけで吹いても曲によってはまぁなんとかなったりするんです。


そんな理論無視で最初にとっかかった曲が枯れ葉です。

ある時友達のベーシストに理論なんてわからないと伝えたら、
枯れ葉なんて簡単じゃん。
ツーファイブの連続だもん。
って言われたんですね。

それがまったく意味が分からない。
そこからすぐ理論は挫折。

ツーファイブなんてシランって状態でかなり長く適当に過ごしました。
今思えばあーモッタイナイ時間。
ひどい演奏を人様にさらしていた模様です。
聴いていた人に申し訳ない・・・(苦笑)

ですが、ある時目覚めまして、改めて理論を自分で一生懸命勉強しました。
今もまだわからないことだらけでずーっと勉強の連続です。
ですが、そうやりながら以前まったくわからなかったことが、
普通のことになってきたりするんですね。

そうして少しずつ枯れ葉のいろんな攻め方がわかってくるとまた難しくなる・・。


ですからジャズをやるという行為は一朝一夕で体得できるものではありません。
しかし積み重ねていくことでキチンと自分に還元されて、
より多くのよろこびを多くの人たちと共有できるようになるすばらしい音楽です。


このブログを始めてからの5年間はまさに勉強と修業の連続。
ヘタレだった頃からの記録がすべてここにそのまま記されています。
まぁ今もヘタレですが、サックスを始めた頃からは
自分で信じられないくらい進歩はしていますし、
すばらしい体験をたくさん得られるようになりました。


ジャズをやるということは自分の音で歌うことです。
そのためにはたくさんの技術と知識がいずれ必要になってきます。
ですが、一番大事なことはジャズをたくさん聴くことです。
するといろんな答えが見えてくると思います。


ぜひ楽器でジャズを始めたい人も壁に当たってる人もとにかく継続してください。
いつかきっとジャズを奏でることが幸せでたまらなくなる日が必ずきます!
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