アルトサックスで行こう(Take The "A" Saxophone)since2008

熊本でさすらいのアルトサックス吹きをやってます。脱素人を目指して頑張ってます!
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ジャズサックスを始めたばかりの人に話してること

けっしてえらそうなことを言うつもりはないのですが、
最近ジャズを始めました、サックスを始めました、興味があります。
そんな方にとても多く出会う機会が増えました。
するとどうやったらアドリブできるようになるんですか?
ってよく聞かれるんですよね。
ほんの数年前まで僕も同じことをいろんな人に聞いてまわっておりました。

そこで聞かれた時に僕がしどろもどろしないように(笑)、
文章にしてまとめたいと思います。


まずサックス自体が最近という方は楽器の扱いがまだ不完全なので、
とにかく楽器自体の演奏レベルの向上を一番大事にした方がいいです。
アドリブうんぬんはやっていいですが、それとこれとは別です。
僕はまずサックス自体独学で吹き始めましたので最悪です(^^;
僕の話は僕自身の失敗の歴史から成り立っていますので〜(汗)

ジャンル関係なく基本的な楽器の扱いは一緒なので、
音楽教室などに通ったりしてスタンダードを学びましょう。
音階練習とかつまんないでしょうけど、
スムーズに上降下降するための換え指など運指上のテクニックは必須です。
なかなか自分だけでは使いこなしが掴めません。

なのでこの音階練習について重要性を伝えるのですが、
意外とこれを伝えるのが難しいのでそこを中心にガッツリ書きます。
このあとかなり長文なので気合いでお読みください(^^
僕も先生に習うまでは楽器の扱いはグッチャグチャでした。
習い始めてもすぐにはクセが抜けず、未だに苦労してるクセもあります。

教室などで使う教本は確かに退屈なものが多いですが、
少しずつ難しい運指に慣れていくためのエッセンスがよーく考えて作られてるので、
「おれはこんな曲を吹くためにサックス始めたんじゃないのに」
なんて思わないようにしましょう。

よくロングトーンが大事と言われますが、
ただやみくもに吹くのではなく目的意識を持って吹くことです。
小さい音で、中間で、大きい音で、正しい音程で。
口の周りの筋肉を鍛えてアンブシュアを作っていくためのトレーニングにもなるので、
やっぱりやってたほうが早くいい音色に近づけます。

オーバートーンの話も時々しますが、まずはロングトーンからですね。


あとはとにかく音階練習を真面目にするようにお話しします。
が、まず専門用語「音階練習=スケール練習」が伝わらなかったりします。

「全部のキーでスムーズに吹けるように」

というとこの言葉自体がわからない方が多いです。
まぁそうでしょう。
なので詳しく説明します。
かえって混乱させたらごめんなさい。


中学校か高校かの音楽の授業で習った記憶はあるのですが、
ハニホヘトイロハがドレミファソラシドでハ長調とかニ短調とかいいますよね。
ハニホヘトイロハはアルファベットでいくとCDEFGABとなります。
ハ長調はCメジャー、ニ短調ならDマイナーと表現します。
そうなってるんです!
覚えてください(^^
調性というのですが、これは僕の大昔の記事ですが理論講座をお読みください。


要はどこの音から始めてもドレミファソラシドが吹けるわけです。
ただ音の跳躍の関係でドから始めれば臨時記号(#,bなど)つかず、
いわゆるピアノの白鍵だけでいいのですが、
たとえばレ(D)から白鍵だけで弾いてしまうとミからファに行くところの感覚が狭くなるので、
ファを半音上げて(#して)ファ#にしないといけないわけです。
シからドも詰まっちゃうのでドをド#にします。
するとレから吹き始めても聞き慣れた音階が聴こえてくるわけです。

これがDメジャースケールということになって、
このスケールで作られた曲を「キーはDメジャー」とか表現するわけです。

ということは
C,C#(Db),D,D#(Eb),E,F,F#(Gb),G,G#(Ab),A,A#(Bb),B
のどこから始めめてもあの音階の響きが得られるということであり、
どこから始めるか、つまりどのキーなのかによって、
譜面の冒頭にいくつ#がつくとかbがつく、とかが決まるわけです。

CからBまで全部で12個音がありますので12キーと表現します。
「12キーでスケールをスムーズに吹けるように」とはこういう意味です。

初心者はおそらくF#キーやらBキーなどは譜面を見た瞬間に拒絶反応かもしれませんけど(^^

同じドレミになるなら全部ハ長調でいいじゃんって思うんですが、
同じメロディーでもキーが違うと聴こえてくる印象は変わります。
それぞれ演奏する楽器の音域が変わるからです。


それにこの音階練習はいずれアドリブにも繋がるからなんです。

アドリブするとなるとたくさんのコードと対峙するすることになるのですが、
そのコードに対応したスケールを、となるとその瞬発力がとても大事になります。
いろんなスケールがあるのですが、
ベースはこのメジャースケール、マイナー(短調)スケールなので、
これを譜面なしで吹けるように覚えるつもりで練習しましょう。

やる曲がCメジャーの曲だったとしてもコードではそれだけではありません。
なのでF#メジャーの曲なんてしなきゃいいじゃんでは済まないのです。
だから全部のキーがスムーズに吹けた方がいいんですね。

一朝一夕では出来ません。
何年もかけて積み重ねていきますので、
地味に継続してください。
一年くらいで出来なくてもへこたれてはいけませんよ(^^

徐々にスピードアップしてください。
ちなみ人に言うほど僕もスケール上手に吹けませんけど・・・(苦笑)


なんの練習をやるときも一番大事なのは音色ですから、
そこを意識することを忘れずに。

実は最初に僕がアドバイスすることはこれくらいです。
もちろん僕がそうだったようにヘタでもどんどん人前で吹きましょうとはいいます。
延々吹くと迷惑になるのでほどほどに。


サックス自体は吹奏楽など経験があって吹けるけど、
ジャズでアドリブがやりたいというかたも多いです。
ただ漠然とアドリブやりたいと思ってるだけで、
じゃあアドリブって何ってところがわかってない方が多いです。
それはつまりジャズを知らない人が多いってことです。


なのでまずジャズにドップリ浸かるところから始めないと何やってるのかわかんないですよね。
いずれ理論も大事にはなるのですが、
まずジャズってなんじゃ?
フレーズってなんじゃ?
リズムってなんじゃ?
アーティキュレーションってなんじゃ?
ジャズのいい音色って何じゃ?
どこがどうかっこいいんじゃ?

そういうことがわかる耳を鍛えましょう。
探究心を持って聴きましょう。
ただ「うーんイカす」って聴き方ではなく。


そんな話をいつも厚かましくさせていただいています。
僕自身が出来てなくて気がつくまで相当な遠回りをしてしまったことですから。

理論とかはプロのジャズミュージシャンにレッスンしてもらうと、
独学より1000倍スムーズに理解できるようになります。
が、ジャズのニュアンスはなかなか自分で感じ取らないと難しいです。


まずはジャズをたっぷり聴きましょう(^^
 
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