アルトサックスで行こう(Take The "A" Saxophone)

熊本でさすらいのアルトサックス吹きをやってます。脱素人を目指して頑張ってます!
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ノン・ダイアトニックコードのおさらい

前回ダイアトニックコードについておさらいしました。
ノン・ダイアトニックコードはそれ以外を言います。
つまりCメジャーの曲ならCメジャースケール以外の音が含まれているコードです。

いろんな目的でそういったコードが出てくるのですが、
これらがその曲の特徴を構成する大きな要素となります。
つまりそのコードの部分をどう解釈していくかが大事になってきます。
言葉だけ聞くと難しそーですよね〜(^^;;

まぁほとんどの場合は部分的な転調に用いられることが多いです。


例えばサブドミナントマイナー。
サブドミナントマイナーはマイナーの曲のダイアトニックコードなんですが、
これをメジャーの曲の部分的に盛り込んだりすることが頻繁にあります。
一瞬マイナー調に変化しつつのメジャーに解決するというドラマがあります。
普通にメジャーキーのダイアトニックコードによるツーファイブワンよりも
サブドミナントマイナーからワンへの解決の方が解決感が強くでます。
ここの部分をアドリブするということはその強い解決感をフレーズで表現するということになります。

これだけ聞いてもなんのこっちゃかわからないかもしれません。
以前曲の解説をしているアナザーユー(There Will Never Be Another You)で例えれば
10小節目がサブドミナントマイナーで11小節目でトニックに進んでるところにあてはまります。

当然そこの部分はマイナーキーになってるのでメジャースケールにない音が入ってくるわけです。
ここをキチンと吹き分けられるか。
この理論を知らないと行き当たりばったりのテキトーになってしまうということがわかりますね?

あくまで基本的な話なので結局はいろんな応用理論を当てはめるとなんでもよくなったりしますが、
知ってると知っていないとではまったく違います。
偶然なのか狙ったのか。

 
他も転調はいろんなドミナントセブンスが出てきて起こることが多いです。
例えばCメジャーの曲でよく出てくるノン・ダイアトニックコードにD7があります。
ダイアトニックコードはDm7のはずなので違う音が含まれます。

IIm7じゃなくてII7となってるわけです。
Take The A Trainの3〜4小節目にも出てきますね。
D7はもともとGメジャーのV7なのでGに解決するドミナントなんですが、
これがCメジャーに出てきてるということです。

なのでこのD7がGに解決すると一時的にGに転調したと考えられます。
まあ実際はII7はIIm7の変化形みたいな役割が多くてトニックじゃなくてIIm7に進むんですけど、
つまりこういう風に違うキーのドミナントセブンスコードがよく出てきます。
これらを僕が習った言葉ではセカンダリードミナントと呼びます。

II7からIIm7に進む例はいっぱいあります。
アナザユーもAトレインもですし。
じゃあそこでどんなスケールを使うかということが大事なんですが、
セブンス=ミクソリディアンと思っている人はそれでもオッケーです。
ただミクソリディアンは4度の音がアボイドノートですし、
違うキーの調性を感じさせてしまうので、
4度の音を#したリディアン7thスケールがとっかかりとしては使いやすいです。
他にもコンディミ、ホールトーン、オルタードなど好きに使ってもよい、という話になります。

他にもI7とかもよくでてきます。
Cメジャーの曲なのになんでC7が出てくるんじゃい?
という感じですが、
ダイアトニックコードにIV(Cメジャーの曲ならF)というサブドミナントコードがありますが、
じゃあCメジャーの曲が一時的にFに転調したと考えると
FメジャーにおいてFに解決するドミナントコード(V7)はC7なんですね。
さらにC7からFへの進行をツーファイブに細分化するとGm7-C7-Fとなります。

Gm7-C7の部分はFに転調してると考えられるんですね。
実際Cメジャー以外のBbなどの音が入りますね。
だからちゃんとその音をそこに使ったフレーズを使うということです。
これでグッとコードの進行感を感じさせられる音使いが出来るようになります。
Fに進んだらそこはFと考えてもいいですけどCメジャーのダイアトニックコードなので、
CメジャースケールをFから始めるリディアンスケールでもいいわけです。
これもアナザーユーに出てきます。


他にも代理トニックであるIIIm7からVI7をもってきてツーファイブ作って転調したりもあるし、
このコードの場合はよく聞く3-6-2-5と進んでいくことも多いですね。
いずれにしても6、つまりVI7の際はダイアトニック以外の音が必要になります。

このようにノン・ダイアトニックコードにはその曲のメジャースケール以外の音が含まれるので、
ミクソリディアンスケール以外のいろんなスケールが当てはめられるセブンスコードとは
主にこれらのノン・ダイアトニックコード上のことをさしてると思います。
もちろんダイアトニックコード上でもどこでもいいんでしょうけど。
そうやってちゃんと曲の中でのドラマにキチンと対応するためには
コードの仕分けが大事ということですね。



難しい話をしましたが、
要はまずダイアトニックコードとノン・ダイアトニックコードを振り分けて、
役割を理解していくことがその曲を理解することの入り口だということです。
なんとなく理論がやっぱり必要なんだな〜と感じてもらえればいいかな。

そしてノン・ダイアトニックコードでどんなスケールを使ってフレージングするのか。
自分なりにスケールを限定したりしながら練習していくといいですね。


まぁ言葉でざーっと説明しただけではなんのことだかサッパリわからない方も多いと思います。
専門用語は以前どこかに説明を書いていますので、そこから読んでみてください。

で、やっぱりたくさんのコードと向き合っていくことになると
大事になってくるのがいろんなキーのスケールがちゃんと吹けるかってことです。
僕もまだまだですがエニーキーのスケールやアルペジオを
しっかり譜面なしでスラスラ吹けるようになる練習がとっても大事になってきます。

早く自由にアドリブしたいと思ったらそういう地味な基礎練習が
とっても大事だし一番の近道になるということです。
ぜひ基礎練習を皆さんしっかり行いましょう。
僕も一から出直しで頑張ります(^^;;
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