アルトサックスで行こう(Take The "A" Saxophone)since2008

熊本でさすらいのアルトサックス吹きをやってます。脱素人を目指して頑張ってます!
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サックスの音色とアーティキュレーションを意識する

最初っからわりと簡単に音が鳴っちゃうのがサックスのよいところであり悪いところでもあります。

ごく初めてすぐのうちは鳴らすのだけでもとりあえず必死ではありますが、どちらかというと運指の練習に気を取られがちです。
早く曲が吹けるようになりたいと思うのは普通のことですから。
なんでロングトーンしなきゃいけないのかなんてわからないし、言われてもつまんない。

確かにそうです。
ですがある程度吹いていくうちにあることに気がつきます。
CDなどで耳にするプロのサックスの音と自分の音の乖離(かいり)に。
出せてるつもりでも録音して聴いてみるとなんとフニャフニャな音なのでしょう!
自分でがっかりしてしまうのです。

そして次第にそれはこの楽器が安物だから、マウスピースが合ってないから、などと言い訳をしつつ、新しい「何か」が欲しくなっていくのです(^^

これはまぁつまり僕自身の経験に基づいた話なんですけどね。

あれこれ、これはどんな音色がするのだろう、リガチャーを変えたらどんなに楽に鳴るのだろう、別のリードも試してみたい、などなど悩みながら少しずつ物色し始めます。楽しいんです。これが。

ですが替えてみて自分の期待する音色が出ないとまた別のものが気になる。


しかししかしです。
プロの人はどんなマウスピースを使ってもすばらしい音色を吹いてくれます。
そしてあっという間にそのマウスピースの特徴まで掴みます。
なのでその人にとっていいか悪いかの判断はもちろんしますが、とにかく一般の人が聴いたら悪いと思われたマウスピースでも十分に魅了されるような音色が出るでしょう。

モノを追いかけるのが悪いことではないのですが、
最終的には吹き手の技術が音色を左右するということです。
そのためにもオーバートーンやロングトーンで喉の開きのコントロールや息の入れ方、口の周りの筋肉の鍛錬などを行っていくことで基礎体力というかキチンとサックスを鳴らす基礎力を身につけないといけないわけです。

モノに頼るがゆえに自分の技術そのものを別物と捉えてしまっているんです。
いいものを使えばきっと理想の音が鳴るという妄想です。
一番大事なのはこういう音色で吹きたいというイメージです。


それともうひとつ音色のことを忘れがちになること。
徐々に指も動くようになるともっといろんなフレーズを吹きたいとなりますよね。
するともう「サックス=フレーズを吹きまくる」となってしまうんです。

音は息を入れれば鳴るので意識は指に集中です。
音色がそのとき悪かろうがそれは意識の外になってることが多々あります。


けっきょくジャズでもなんでもそうなんですけど、
アドリブに限らずテーマも音色が命なのです。
音色がダメだとどんなに難しいフレーズ、かっこいいフレーズを吹けても結果かっこよくないのです。


なので練習する時からつねに音色、そしてアーティキュレーションを意識する。
これなしに何をやっても音色は向上しないと思います。
音階練習も素敵なリズムと音色で吹けばかっこよく聴こえるのです。
音を出す=演奏している
このつもりで日頃の練習に望みましょう。

テーマはまだ譜面があるからいいですが、
アドリブは頭で描いたフレーズを繰り出して行くので無意識に音色やアーティキュレーションがよい状態で演奏できるようになっていないと余裕がない場合とくにどちらもめちゃくちゃになります。


すべて僕の経験談なので器用な人には当てはまらないのですが、
どんな人でもアドリブうんぬんのまえにキチンとサックスを鳴らせる技術の習得が重要ということです。

イメージするというのが難しいので、
まずは憧れのプレイヤーの音色を研究し聴きまくってそれをイメージしていきましょう。
必ずしもマウスピースをそのプレイヤーに合わせる必要はありません。
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